それぞれ答弁いただきましたが再質問いたします。

旧統一教会との関係について「水戸市も市長も、これまでも、これからも、ない! 」という答弁でしたが、市長さんご自身はなかったのかもしれませんが、私たちが旧統一協会とその関連団体について調べてみましたところ、本市でも、旧統一協会(世界平和統一家庭連合)の関連団体である「世界平和女性連合」が、昨年7月10日に水戸市社会福祉協議会ボランティア会館MIOSで「女子留学生弁論大会・茨城県大会」を開催していたことがわかりました。この「世界平和女性連合」とは、創設者が旧統一協会の教祖であった文鮮明氏とその妻の韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏、現在は教祖となった韓鶴子氏が総裁としてトップに君臨しており、いわゆる旧統一協会のダミー団体、同一組織ともいえる団体です。

この弁論大会の日時・会場は、世界平和女性連合のホームページで公表されており、これがその時の写真です①。「第18回、WFWP(世界平和女性連合)女子留学生日本語弁論茨城県大会、2021年7月10日、水戸市福祉ボランティア会館」と書かれています。

そして、今年は土浦市で7月23日に第19回茨城県大会が開催、なんと土浦市教育委員会が後援しています。これがそのチラシです②

またこちらのチラシ③では2016年7月17日に、水戸市福祉ボランティア会館で第14回茨城県大会が開催されたことがわかり、この写真に写っている第12回大会も水戸市福祉ボランティア会館でのものです。しかも、参加するだけで「一時奨学金」と称して1万円がもらえ、優秀秀賞は2万円、最優秀賞は3万円が支給されると明記されています。

さらに、旧統一教会問題を長年取材・追及してきたジャーナリストの鈴木エイト氏(の日刊カルト新聞)によれば、2007年の弁論大会が水戸市国際交流センターで開催されたということです。今年が第19回ですから、もう20年近く水戸や土浦の公共施設で開催されてきたものと考えられます。

留学生は「旧統一教会」の関連団体とは知らずに、奨学金がもらえるならと参加してしまうでしょうし、国際交流などに関心のある若者や一般市民が聞きにくることもあるでしょう。しかし、この弁論大会をきっかけにして、市民が信者獲得のための強引な勧誘や高額な献金の要求など、反社会的カルトの被害にあうことも十分考えられます。こうした組織に、公共施設を貸し出すこと自体、問題ではないでしょうか。

そこで、この福祉ボランティア会館をはじめとして、他の本市施設においても、旧統一協会やその関連団体の企画などに、これまで何回、貸し出したことがあるのか、また、それらすべてにおいて水戸市や水戸市教育委員会が後援や共催などをしてはいないか、過去にさかのぼって詳細に調査し、その結果を公表した上で、今後、一切の関係をもたないことを表明すべきと考えますがいかがでしょうか、ご答弁願います。