4つめは、通学路の安全についてです。子ども育むまちづくりを目指すなら、子どもたちが毎日歩く通学路の安全確保は最優先の課題と考え、市長の姿勢を伺います。

痛ましい事故を受け、本市も茨城県も通学路の点検と安全対策に取り組んできましたが、今なお危険な通学路は各学区にあり、また、新たに危険が生じている箇所等もでてきています。改善策や工事のスピードアップと、日常的に丁寧な点検をしさらなる改善策を講じることをもとめて質問します。

対策工事が可能な場所は速やかに進めることと、道幅を拡げられず歩道もつくれないといった物理的に困難な箇所では、スピード制限や表示等での、ドライバーへの注意喚起が必要です。長年、改善要望の強かった石川小・中学校の子どもたちが通う市道〇号五中線では(写真)このような注意喚起がなされ、危険な道幅は変わりませんが、車の通行に少し改善が見られたと感じています。

また(写真)これは内原小学校の正門前ですが、子どもたちが一斉に出入りする目の前の道路が50キロ制限です。50キロ制限では、多くの車が50キロ以上で飛ばしてきますし、実際に見てきましたが、中学校、小学校が並んでいる前の一直線の道路で交通量も多く、小さなスクールゾーンの標識と大きな50キロ制限の標識が並んで立っている現場に非常な違和感を感じました。職員や地域のボランティアの皆さんが、子どもたちの見守りをしていますが、本当に危険な通学路です。せめてこの区間は30キロ制限にするとか、とにかく速やかな対策が必要です。

さらに、昨今は、市内に空き家や空き地が増えてきている地域も多く、空き家の木や草が繁茂して道路に覆いかぶさっていたり、外壁が今にも倒れそうになっていたり、空き地が荒れ放題になっていたり、日々の安全面に不安なところもあります。通学路は子どもたちの安心・安全を最優先に対策を講じるべきであり、また常に情報の更新が必要と考えますが、市長のご見解と本市の方針を伺います。

答弁:市長