次に、小中学校校舎トイレの洋式化について伺います。指定避難所における衛生対策として、浸水想定区域にある小学校5校、中学校5校の10校が対象ということですが、今後、コロナと共に生きる社会では、起きうる災害の種類や、時と場合によっては、市内のすべての学校が指定避難所となる可能性があります。すみやかに市内全校の洋式化を進めるべきですが、今回、10校が本補正予算で洋式化されるとして、残りはあと何校となり、これまでの年次計画の進行にどのように影響するのかを伺います。避難所の衛生対策としても、子どもたちの日常の学校生活にも、切に待たれている事業であり、整備の加速化を確実に進めていただきたいと思います。

答弁:教育部長

土田議員の議案第122号に関する議案質疑のうち,指定避難所である小中学校のトイレ洋式化についてお答えいたします。

御質問の10款教育費,2項小学校費,3目小学校建設費の補正額1億2,800万円,及び3項中学校費,3目中学校建設費の補正額1億7,000万円,あわせて2億9,800万円につきましては,指定避難所における衛生対策を強化するため,浸水想定区域にかかる小学校5校及び中学校5校を対象に,校舎トイレの洋式化を図るものでございます。

整備の内容といたしましては,現在,進めている校舎トイレの洋式化事業と同様に,和式トイレを温水洗浄機能の付いた暖房便座型の洋式トイレとするものでございます。

校舎トイレの洋式化につきましては,校舎の改築や長寿命化改良事業等の大規模な工事の実施にあわせて整備することを基本としておりますが,大規模な工事が当面予定されていない学校については,校舎トイレの洋式化事業により,整備することとしております。

本年度は,当初予算において,飯富中学校をはじめ7校を対象としておりましたが,この度の補正予算で,指定避難所となる学校の衛生対策を強化するため,さらに10校の洋式化を進めることにより,本年度末において校舎トイレの洋式化が完了していない学校数は,14校となります。

今後につきましては,第6次総合計画―みと魁プラン―3か年実施計画において定めた事業の完了年度を,令和5年度から1年前倒しし,全ての小中学校の校舎トイレの洋式化が令和4年度中に完了するよう,事業を推進してまいります。