最後に、市民センターの予約についてです

毎月1日に多くの皆さんが朝早くから並んで、苦労して市民センターの場所取りをされています。くじ引きで順番に待つわけですが、遅い番号を引いてしまうと、順番がまわってきた時には、予約したかった部屋がすでにふさがっていて、それからまた別の市民センターに移動して探すなど、大変な時間と労力を費やしておられます。申し込みの順番を待っている間に、どこがふさがったのか、どこがあいているのかがわかれば、効率よく移動して他の場所を探すこともできるし、さんざん待ってとれずに終わってガッカリすることもなくなるのではないでしょうか。

そこで、各センターに電子パネルのような掲示板を設置してはいかがでしょうか。予約が入ったコマに印が出るような簡易なものでいいと思いますが、待っている間に、その場ですぐ空き状況が分かれば、毎月の市民のみなさんの苦労が軽減され、市民センターの利用、市民活動の活発化にもつながるものと考えます。どんな予約もインターネットでできる時代です。せめてこうした効率化、利便性は必要ではないでしょうか。ぜひご検討願います。

見直しが必要な新市民会館のように、大きなハコモノの予算にばかり税金がつかわれているという市民の不満は大きくなっています。また、市民会館がなくなって会議室や練習室などが足りない状態が長く続いています。税金は、身近な市民活動や市民の負担軽減のためにこそ使われるべきであり、市民の文化や活動をしっかりと応援する姿勢を強くもとめて、一回目の質問を終わります。

答弁:市民協働部長

土田議員の一般質問のうち,市民協働行政についてお答えいたします。

市民センターは,地域におけるコミュニティ活動や生涯学習活動,子育て支援や多世代交流などの福祉活動,さらには地域防災活動の拠点として,各種団体やグループ等,多数の皆様にご利用いただいております。

会議室やホール等の使用許可申請につきましては,水戸市市民センター条例施行規則(第4条)の規定により,毎月初日に翌月分の受付を行っております。

受付の方法につきましては,早朝から長時間お待ちいただきご負担になっているとのご意見が寄せられたことから,平成27年7月に見直しを行い,先着順から,原則として抽選方式に改め,負担の軽減を図ってきたところであります。

しかしながら,一部の市民センターにおいては,抽選で受付の順番が後のほうの方には,それまでの予約の状況が把握できないことから,受付の順番が来たときは,希望日時の予約がとれないという現象が起きております。

現在,受付件数が多い市民センターにおいては,行事などの開催により予約を入れられない日時を記載したカレンダーの掲示や,予約状況を読み上げるなどの対応を行っておりますが,利用者の利便性を図るため,今後も,より効果的な情報提供の方法について,検討を進め,改善してまいりたいと考えております。