最後に、地域の安全対策について伺います。

まず、沢渡川について、一昨年の豪雨の際に溢水した、遠下橋とその上流部分については、護岸補修工事が行われ、壊れた柵板は改修されましたが、先日見に行ったところ、このような状態になっており(写真①)、危険を感じます。せっかく予算を組んで工事をしたのに、1年足らずでこの状態では、適切な工事が行われたのかと疑問を持たざるを得ません。早急に改善をもとめます。また、一昨年は、かろうじて溢水を免れた遠下橋下流部分の柵板が酷い状態になっており(写真②)早急に改善が必要です。

今、異常気象による災害が増え、昔では考えられないようなゲリラ豪雨が、いつ起きるかもわかりません。溢れてからでは遅いのですから、早急に改修整備をすべきです。

さらに、沢渡川に沿って走っている市道渡里102号線についてですが、歩道に草が繁茂し人が通れない部分があり、また、以前から指摘されていることですが、歩道自体がない部分や道路標示も街灯もなく危険な部分があります。夜間の交通量も多く、対向車が来るとギリギリの幅ですれ違うため、ガードレールにあたったり、田んぼに落ちる車もあとをたたない状況です。早急に改善すべきですが、今後の整備について伺います。

 

以上で、1回目の質問を終わります。答弁によりましては、再質問をいたします。

答弁:建設部長

土田議員の一般質問のうち,地域の安全対策についてお答えいたします。

はじめに,沢渡川の護岸補修については,幹線市道25号線(五中線)に架かる遠下橋(とおしたばし)の上・下流部にある柵板護岸につきましては,毎年降雨が少ない冬季に破損個所を補修しております。

今回改めて現地調査したところ,議員ご質問のとおり,柵板の傾き,破損による背面土砂の流出,柵板上部法面の崩れ等が見受けられたことから,今年度も破損が大きい箇所を優先して,補修を実施したいと考えております。

今後も,引き続き構造物の点検や,流れを阻害するおそれのある堆積物などの確認をおこない,それらの状況に応じた補修工事を実施し,河川の良好な流下機能の確保に努めてまいります。

次に,市道渡里102号線についてお答えいたします。

市道渡里102号線は,幹線市道25号線(五中線)を起点として,幹線市道27号線(河和田・開江線)までの路線であり,現在までに円満橋から下流に,延長約910メートルの区間について,両側に2.5メートルの歩道を設け,幅員12メートルで整備を行っております。

議員ご質問の歩道部の草の繁茂につきましては,歩行者通行の妨げとなっていることから,早急な除草などの適切な維持管理に努めてまいります。

また,幅員が狭く車両の脱輪等が生じている本路線の未整備区間につきましては,道路利用者の皆様の安全確保のため,交通安全施設の整備などの対策を講じてまいります。

本路線につきましては,市民生活の利便性向上の点からも,早期整備が必要であると認識しておりますので,河川改修の進捗状況を踏まえながら,事業を推進してまいります。