次に河川行政について伺います。
8月23日の集中豪雨の際には、市内の多くの道路が冠水しました。私の地元でも、堀町の幹線市道25号・五中線を横切る沢渡川が溢れ、交差点は完全に水没し、道路が四方に渡って広範囲に冠水しました。夕方、川の水が溢れた始めた際には、地域安全課に連絡をしたところ即座に現場にかけつけ、雨の中、夜遅くまで通行止めなどの、現場対応をしていただきました。また、その後、水で倒れたフェンスの応急処置や、道路の破損などにも迅速に動いていただいており、日々、がんばっておられる職員の皆さんに、改めて敬意を表したいと思います。
さて、23日当日、橋の上にあたる交差点は、夜には、私の腿のあたりまでの深さで水がたまり、双葉台側の田んぼや畑も湖のように水で埋まり、本当に危険な状態でした。現場をよく見ると、橋の上流部分が停滞し溢れた様子で、橋を挟んだ下流の方は、増水はしているものの勢いよく流れており、溢れだす状況にはなっていませんでした。ちょうど、橋の少し手前で蛇行しているせいもあるし、あの日の予想外の豪雨のせいでもありますが、普段からその部分の流れが悪い状況があったので、整備・改修が必要と考えるものですが、今後の対策について伺います。
また、以前から、「川岸の土手の除草作業で、刈った草を川に流してしまっていて、川の流れが悪くなって、いざという時、心配だ」という周辺の住民の声も聞いていましたが、今回、そういう影響はなかったのか、日頃の管理はどうなっているのかも合わせてお答え願います。

答弁≪建設部長≫

土田議員の一般質問のうち 沢渡川の管理と改修についてお答えいたします。
8月23日の集中豪雨においては,正午過ぎから夕方にかけて断続的に時間当たり30ミリ以上の降雨が観測されており,特に市内北西部地区を中心に冠水箇所が発生したところであります。ご質問の五中線に架かる沢渡川遠下橋(とおしたばし)上流につきましては,約100メートルが現在柵板で整備されておりますが,河川敷の一部において柵板背面の土砂の流出や柵板が破損している状況も見受けられ,従来の流下能力が低下していることが考えられることから,早急に現地調査をおこない順次修復を進めてまいります。
つぎに,沢渡川の維持管理につきましては,良好な水辺環境を保持するため,年2回ほどの除草業務をおこなっております。作業につきましては,除草後の搬出時期の遅れなどにより,刈り草が河川に流出し,本来の流れを阻害する事がないよう,工程計画に基づく管理をおこない実施しております。今後とも,除草時期や天候状況に留意しながら適正な作業を進めてまいります。
また,河川の維持管理につきましては,市の担当課による定期的なパトロールはもとより,各部署からの情報収集に努め,構造物の破損・不具合の早期発見,補修対応などの迅速化を図ることで河川の良好な機能維持に,より一層努めてまいります。