2023年12月議会 代表質問 障がい者福祉の充実について

次に障がい者福祉の充実について質問します。

知的障がい者就労支援施設 はげみ を利用している家族の方から「送迎を実施してほしい」との声を聞きました。現在、はげみ に通うには利用者本人がバスに乗って通うか または家族が送迎するかのどちらかです。

しかし、利用者や親の高齢化、病気などで 家族による送迎が困難との声が上がっております。
送迎がないため施設を移った人や、はげみの利用を断念するかたも少なくありません。

さらに10月23日 路線バスのダイヤ改正があり、バスの本数が減便になりました。そのため
9時からの施設の作業開始に間に合わないとか帰りの午後3時台のバスも待ち時間が長くなる、
といった影響が実際に出ています。

現在 試験的な送迎が行われていますが 試験的ではなく送迎加算制度などを活用して実施するべき と求めますがいかがでしょうか 。

次に社会福祉施設の整備に関する支援の充実について質問します。障がい者施設は家族やボランティアが作業所などを母体に始めた小規模な施設が多く、経営に苦労しているところばかりです。安い家賃の 民家や倉庫を借りて運営しているため、雨漏りやトイレの数も少ない、夏は暑く冬は寒い、耐震性も確保できていない、など、障がい者にとって 安全で快適とはいえない施設で運営しているところが少なくありません。

国は障がい者施設などの整備のための補助金で、新築・増改築・大規模修繕など老朽化した施設の 整備費用を補助しています。利用定員に応じて 5710万円から約1億円などを上限に国と県が 4分の3を補助する制度です。しかし水戸市が中核市になり、県の負担分が市に移行すると市は、補助を門やフェンス、防犯カメラ、などに限定したため、 施設本体への補助が受けられなくなっています。

市民会館や泉町・水戸駅北口マンションには莫大な補助をするのに、老朽化した障がい者施設や、 送迎サービスなどには補助が少ない、これでは障がい者にやさしい水戸市といえるのでしょうか?

水戸市は福祉の街と言っているわけですから、今後、障がい者施設を廃止することないように、

もっと予算をさき、障がい者福祉の充実に取り組むべきだと考えますが市長の見解を伺います。