20120905142425_0水戸市社会保障推進協議会(若林均会長)は8月31日、高橋靖水戸市長に「国民健康保険に関する要望書」を提出しました。
要望事項は、
①国保税の値上げを実施しないこと
②短期保険証、資格証明書を発行しないこと
③水戸市独自の減免要項の改正、
④滞納世帯への差し押さえなどの徴税強化はやめ、支払い可能な分納を認めること
の4項目です。
高橋市長は8月29日の水戸市国民健康保険運営協議会に国保税を来年4月から平均で10.1%値上げする案を諮問しました。運営協議会は9月26日に審議し、10月3日に答申することを決めました。
値上げ案は3年前の値上げの2倍、過去最大の値上げとなり、一世帯平均1万7,055円、総額では6億1,100万円の値上げとなります。4人家族で年所得200万円の世帯の国保税は年39万4,500円、所得の2割に達します。
若林会長らは「いまでも高い国保税を値上げしたら払いたくても払えない世帯を増やし、滞納世帯への保険証の取り上げで、病院に行けない人々を増やすだけである」とし、国保への市補助を増額し、値上げしないことを要望したものです。
応対した秋葉欣二保健福祉部長は「国保会計は赤字であり、値上げせざるをえない」と答えました。
要望書提出には日本共産党の大内久美子県議、田中真己市議、中庭次男市議、江尻かな市議が同席しました。