8月23日の市議会文教福祉委員会で、中庭次男議員は「水戸市内原郷土史義勇軍資料館は侵略戦争を美化する施設になってはならない。歴史の真実を伝えるべきだ。全国から86,500人の16歳から19歳の少年が満蒙開拓義勇軍として集められ、中国東北部(旧満州)に送られ24,000人以上が死亡した。日本軍によって設立された経過や死亡数についてなぜ展示しないのか」と主張しました。内原中央公民館の小森正巳館長は「義勇軍は国策として設立された。死亡者数は展示していない」と答弁。義勇軍に参加し、「誰も書かなかった義勇軍」の著者である吉野年雄さん(86歳)は「義勇軍は風化させても美化させてもならない。戦争反対の拠点として運営してほしい」と語っています。
水戸市内原郷土史義勇軍資料館は戦前の満蒙開拓青少年義勇軍を伝える市立の資料館。内原町は全国で唯一の義勇軍訓練所があったところ。義勇軍が日本軍の少年兵として侵略戦争の先兵として旧満州に送りだされました。資料館は侵略戦争を美化する施設だとの批判が市民からだされています。20120828150204_0