次にリヴィン跡地の再開発についてお伺いいたします。

水戸駅北口のリヴィン跡地を所有する東京のマンション業者「フージャースコーポレーション」が120億円の費用で、20階建てのマンションと、ホテルが入った12階だての複合ビルを建設するための再開発計画をすすめています。

マンション業者は今年度中に都市計画決定を行ない、2017年度に着工、2019年度ごろに完成させるとしています。

今年5月29日の新聞報道では、驚くべきことに、高橋市長はこの再開発に「市の補助金を検討する」と表明しました。

高橋市長は6月議会では田中真己議員の質問に対し「リヴィン再開発については積極的な連携、及び協力をはかっていく」と多額な補助をおこなうことをさらに表明しました。

これは45億円にのぼる補助であります。4大プロジェクトでも1,000億円もの税金が投入されるのに、今度は5番目の大型再開発に多額の税金が投入されれば、市の財政はいくらあっても足らなくなってしまうのではありませんか。

東京の業者によるマンション建設のために市民の血税、45億円を補助すべきではありません。答弁を求めるものであります。

リヴィン跡地は景観をまもるため建築物の高さ規制があり、45m以上は建設できません。20階建てのマンション建設は高さ基準を超えるものであり、都市計画変更が必要となります。

マンション業者のために建築物の高さ制限を変更すべきではありません。見解をお伺いいたします。

 

≪答弁 市長≫

次に,水戸駅北口リヴィン跡地の再開発事業の御質問についてお答えいたします。

リヴィン水戸店の跡地につきましては,本年1月に,「水戸駅北口地区まちづくり協議会」が立ち上げられました。また,新聞報道によりますと,この7月に「水戸駅前三の丸地区市街地再開発準備組合」が設立されたことを認識したところです。

準備組合の前身となる協議会からは,複合施設とマンションからなる建設計画の素案説明を受けたところであり,現在,その具体的な内容の検討をしていると伺っております。

当該地区は,水戸駅北口の正面に位置し,水戸市の顔ともいえる重要な商業等集積地区であり,その利活用は,本市にとって大変重要な課題であると認識しています。

したがいまして,準備組合に対しては,引き続き,商業機能を含めた施設の検討やテナントの確保,さらには,三の丸地区の歴史まちづくりに配慮した景観への協力などを要請してまいります。

本市といたしましても,民間による開発とはいえ,駅前という立地性から,公共財としての性質も高いため,まちの賑わいに資する土地利用が図られるよう,積極的な連携及び協力を図ってまいりたいと考えおります。