• 障害児教育(通級指導教室)について

最後に障害児教育、通級指導教室の充実について質問いたします。

市内の小・中学校には特別支援学級や通級指導教室が162クラスあり、在籍児童は934人おります。小中学校に配当される予算は学級数と児童数に応じて決まりますが、情緒障害児などを担当する通級指導教室は学級としてカウントされず、配当基準外のため、必要な予算が確保されていないのではないかと心配の声が寄せられております。通級指導教室も特別支援学級と同じように配当基準にカウントされるように改善すべきです。

以上で一般質問を終わります。答弁によっては再質問をおこないます。

答弁:教育部長

中庭議員の一般質問のうち,通級指導教室の充実についてお答えいたします。

本市においては,大部分の授業を通常の学級で受けながら,言語や情緒障害など障害の特性に応じ,特別の指導を受けることのできる通級指導教室を設置し,個別の教育的ニーズに対応した支援を行っております。

令和4年5月1日現在,言語障害通級指導教室を小学校2校,情緒障害通級指導教室を小学校3校,中学校1校,LD(学習障害)・ADHD(注意欠如・多動症)通級指導教室を小学校1校に設置しており,合計110人の児童,生徒が通級しているところでございます。

各学校の運営に必要な予算につきましては,学級数や児童・生徒数を基に算出することを基本としており,議員御質問の通級指導教室を含め,教室にかかる維持管理費などについては,すべての教室数を基に,学校に対して,予算を配当しております。

また,通級指導教室におきましては,一人一人の障害の特性に応じた支援を行う必要があるため,通級する児童,生徒の実情や学校の要望等を踏まえ,必要な教材や備品等の購入について,個別に対応しているところでございます。

今後とも,学校運営にかかる予算の確保に努め,児童生徒の教育的ニーズに応じた支援の充実を図ってまいります。