【中庭次男 質問】
次に、水戸市青柳町の池上団の崖崩れ防止対策について、今年9月議会でも早急な対応をもとめました。
この池上団地は水戸市と那珂市の境にあります。
10月16日に、団地住民は水戸市の高橋市長に、さらに10月27日には那珂市の海野市長に「崖崩れ防止をもとめる要望書」を206名の署名を添えて提出しました。
また11月13日に、共産党水戸市議団は池上団地住民代表と共に、日本共産党の国会議員の紹介で、東京霞が関の国土交通省に「民有地であっても土砂崩れ危険カ所の防止工事に補助制度の実施をもとめる要望書」を提出しました。
また土砂崩れ危険カ所の対策について、那珂市との協議内容や、防止工事の実施時期について答弁をもとめます。
水戸市は住民の要望に答えて道路の側溝の土砂撤去を行い、団地住民は大変よろこんでおります。しかし別の排水路の、土砂撤去の時期はいつなのか、お伺いいたします。

【建設部長 答弁】
中庭議員の一般質問のうち,土砂崩れ対策についてお答えいたします。
ご指摘のありました,青柳町・池上団地内の法面については,現地調査を行ったところ,那珂市側にある宅地造成地の土留めであったことから,所在地である那珂市に対して,現地の状況等について情報提供を行うと共に,今後の対応について協議を行ったところであり,協調して対応していくことといたしました。
現在,那珂市においては,崩落した土留めの土地所有者に対し,所有地の適正管理について依頼文書を送付し,所有者から土留めの修繕ついて相談を受けていると伺っております。
また,排水路の土砂等の堆積状況につきまして,改めて排水路の現地調査を実施したところ,那珂市側における宅地造成地の土留めの一部が崩落し,土砂等が排水路内に堆積しており,流下機能が阻害されていることを確認したところでございます。
さらに,これらの堆積物が,土留め崩落後の法面を支えている状況も確認されました。
このため,土留め修繕を未施工のまま排水路の土砂撤去作業を実施した場合,更なる崩落を誘発する恐れがあることから,土留め修繕作業と調整を図りながら,排水路の土砂撤去作業を進めることといたしました。
本市といたしましては,排水路の関係地権者と調整を図りながら,当該排水路における土砂撤去についても,引き続き那珂市と協調し,池上団地にお住まいの方々の安全確保のため,今後も対応に努めてまいります。