9月13日の水戸市議会文教福祉委員会で、中庭次男市議は茨城町石崎にある総合老人福祉センター「ひめま荘」の廃止に強く反対しました。
ひぬま荘は水戸市、ひたちなか市、茨城町、笠間市、那珂市、城里町など8市町村で構成する水戸地方広域市町村事務組合が運営していますが、昨年4月1日から営業を停止し、廃業しました。
9月定例水戸市議会にこの事務組合を廃止する議案がだされ、中庭市議はひめま荘の廃止となる議案に反対を表明しました。
その理由として、

(1)年間27,000人が利用し、水戸市はその4割の約1万人が利用し、囲碁、将棋、クロッケー、カラオケ、お風呂など高齢者の憩いの場として大きな役割をはたしていたこと。
(2)震災でひぬま荘のお風呂がこわれたが、その他の大広間、娯楽室などの建物はほとんど、損傷をうけなかったこと。まだ十分利用できること。
(3)利用料が600円、送迎バスは無料、食事も安くて美味しく、700円から900円で食べられたこと
(4)年金暮らしの高齢者にとっては必要な施設であり、高齢者が増えるなかで、ますます必要な施設となっていること
などの理由で反対しました。
文教福祉委員会の他の市議は廃止に賛成することを表明しました。
今年4月に茨城県神栖市にある社会福祉法人「梅寿会」に1億2,000万円で売却され、今後は身体障害者の療護施設として活用されることになっています。20120913141546_0