3.教育行政
(1)校内フリースクールの拡大について
(2)スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの拡充について
次に、教育行政について、校内フリースクールの小学校への拡大と、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの拡充について質問します。
小中学校における不登校児童生徒の増加や、発達障害を持つ子への適切な支援のためにも、また、慢性的な教員不足のなかで一人一人の子どもの状況に応じた対応を進めるためにも、どれも急ぎ拡充することが重要だと考えます。
これまで水戸市では、教室に通いづらい生徒の居場所として、全中学校で校内フリースクールを実施してきました。
私も以前、千波中学校のフリースクールを見学させていただき、一人一人のペースに合わせた丁寧な対応の大切さを実感したところでありますが、これまでの中学校での実践の現状について伺います。
また、来年度は小学校6校(三の丸・城東・常盤・千波・梅が丘・赤塚)の各小学校で校内フリースクールを開始するとのことですが、他にももっと児童数の多い学校もあり、今後、すみやかに全校で実施していただきたいと考えますが計画はいかがか、答弁を願います。
ちなみに、来年度政府予算では、不登校対策として、校内フリースクール支援員を配置する予算が新規に4億円、2000校分計上されています。
また、スクールカウンセラーの全小中学校への配置(週4時間、2万7500人分)や、スクールソーシャルワーカーの全中学校区への配置(週3時間1万人分ですが)こちらも予算化されたところです。
とは言いましても、これは市が求め、県が配置を決めなければ全小中学校への配置は実現しません。
そこで、水戸市におけるスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置状況と活動内容について伺うとともに、兼任ではなく、すべての小中学校に配置されるよう、さらなる増員をしていくべきと考えますがいかがか、答弁をお願いします。
以上で、第一回の質問を終わります。答弁によりましては再質問させていただきます。
教育部長
校内フリースクールの拡大について
田中議員の一般質問のうち,教育行政についてお答えいたします。
はじめに,校内フリースクールの拡大についてでございますが, 本市では,令和6年度から,安心して自分のペースで学ぶことができる校内フリースクールを,全ての中学校に教員免許を有する支援員を配置し,開設いたしました。生徒・保護者への周知や理解も深まり,利用生徒も少しずつ増えているところでございます。
各学校では,実情に応じ,運営方法を工夫しながら,生徒が自分の居場所として活用できる環境整備を行っております。校内フリースクールに通うことで,在籍学級の授業や給食に参加したり,学校行事に参加した事例も見受けられます。
利用している生徒からは,校内フリースクールができたことで少しずつ登校し,友だちと関わることができるようになった,支援員と一緒に話をすることで進路についても考えることができるようになったなどの声がございました。また,保護者からは,校内フリースクールに登校することで,子どもが前向きになっていく様子を感じられてうれしい,校内フリースクールでの生活を通して人間関 係を広げることができた,などの感想をいただいております。
さらに,不登校に至っていないものの,不登校傾向にある生徒においても,一時的な利用や体験等で利用しており,校内フリースクールは,不登校支援だけでなく未然防止の役割も果たしております。
小学校への拡充につきましては,令和7年度は,学校規模や各学校の実情を踏まえるとともに,地域バランス等を考慮し,小学校6 校に校内フリースクールを開設してまいりたいと考えております。
6校には,教員免許を有する支援員を新たに配置し,学習支援,教育相談を行うとともに,小学校は対象が1年生から6年生までとなり,発達段階に応じた支援が必要となることから,学習支援とあわせ,コミュニケーション活動や協働による集団活動など,児童の 興味関心のある活動に取り組めるよう環境を整えてまいります。
これら6校での取組の成果等を踏まえ,段階的に校内フリースクールを必要とする全ての小学校への拡充を検討してまいります。
スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカーの拡充について
次に,スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカーの拡充についてでございますが,令和6年度は県からの派遣に加えて新たに本市独自にスクールカウンセラーを1名配置するとともに,スクールソーシャルワーカーを1名増員し2名体制とし,支援・相談 体制の充実を図ったところでございます。
スクールカウンセラーの配置により,これまでの県からの派遣だけでは訪問回数が少なかった小学校へ重点的に訪問し,児童生徒や 保護者の不安や悩みに応じた,より適切な支援が行えるようになりました。 スクールソーシャルワーカーにつきましては,増員したことにより,学校からの要請に迅速に応じることができるようになり,また,スクールソーシャルワーカーは教育分野の知識に加え,福祉の専門 家であることから,支援が必要な家庭への訪問や,福祉機関との連携もきめ細かに実施できるようになるなど,より多くの支援につなげております。
今後につきましても,不登校支援や相談体制の在り方について, 児童生徒や保護者,学校のニーズ等を踏まえ,検証と見直しを加えながら,子どもたちに寄り添った支援に努めてまいります


