水戸市役所の市民税課には六月十四日の一日だけで、200件も問い合わせや抗議が殺到しました。昨日発送した納税通知書が各家庭に届きはじめた午後からは市民税課の七本の電話は一杯になり、資産税課、収納対策課の電話六本でも臨時に対応し、合計十三本の電話で対応しました。市民税課の二十人の職員で対応しています。昨年六月と比較してその数は数倍も多くなっています。市民税課の窓口まできた人もおりました。問い合わせや抗議の電話の内容は「二倍も住民税があがったのはなぜか」「まじめにおさめた年金が消えているのに、その上、増税などは許せない」「収入が下がっているのに増税は市民いじめだ」なとの声が市民税課によせられています。あす十五日はさらに電話がくることが予想され、その場合はさらに電話の本数もふやす方針です。昨年六月は住民税増税で高齢者を中心に六百件を越す問い合わせや抗議が殺到しました。今年は六月十三日に60481世帯に納税通知を発送し、今日、その通知がとどきました。昨年六月の増税は老年者控除の廃止、公的年金控除の縮小などて高齢者からの抗議が主でしたが、今年の増税は市民全体に及び、昨年とくらべると抗議の数は大幅にふえると市民税課はみています。