2月10日の文教福祉委員会で水戸市が今年1月に作成した「水戸市歯科保健計画」についての報告がありました。市民が健康を保つためにも歯が虫歯や歯周病に罹患せず、80歳でも20本の歯を確保するための対策(80、20運動)が重要であると中庭次男市議が主張し、次の3点にわたり、質問しました。
〔1〕40歳代から急速に歯を失うことを防ぐ対策の強化について。
20歳代、30歳代は24本以上の歯がある人は90%以上となっている。しかし、40歳代で全部の歯があるのは42%、50歳代で23%と急速に歯を失っている。特にこの年代では仕事が忙しいため、歯の健康診断がおろそかになりがちであり、対策を強めなければならない。国民健康保険では40歳以上の加入者に特定健康診査を実施しており、通知もしているが、水戸市もこの特定健康診査の中に市民が歯科医院で歯の健康診断も自主的おこなうように市民に勧めてはどうか。

回答 市の特定健康診査の通知とあわせて、歯科医院で歯の健康診断をすすめる文書を特定健康診査の通知文と一緒にいれるようにしたい。

〔2〕水戸市内の小学校の虫歯罹患率59%で全国平均(55.8%)、茨城県平均(56.4%)と比べても、高い。歯磨きの定着のため、小学校の歯磨きの保健指導の強化を強めるべきではないか。水戸市の計画の年1校の保健指導では少ない。年に3校などにもっと増やすべきではないか。

回答 年に一校ずつ保健指導を新規事業でおこなうことにしたが、歯科医師、歯科衛生士などのマンパワーの確保が大変である。

〔3〕水戸市歯科医師会と相談しながら「水戸市歯科保健計画」を作成したとしているが、どのような意見、要望がだされたのか。

回答、40歳代の市民が歯科検診にくるように広報してほしいなどの要望がだされた。

以上が質問と答弁でした。みなさんの意見をぜひ、中庭市議までお寄せください。