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住民が崖崩れ対策で市長に署名提出

水戸市青柳町の池上自治会(133世帯)は、10月16日、土砂崩れ防止、排水路、側溝の土砂撤去の対策を求める206名の要望署名を自治会の代表11名が高橋靖市長に提出しました。江尻かな議員、中庭次男議員も同席しました。
萩原一孝会長らは「いつ崖崩れになるかわからない。大雨がふると不安で寝られない」「天気予報で大雨の時は、親戚の家に自主避難する。早急に防災工事を実施してほしいと」と訴えました。

崖崩れ危険個所は那珂市と連携して対応する
 高橋市長は「崖崩れの危険箇所の対策は10月7日に那珂市と事務レベルで話し合いをもった。今後は連携をとりながら対応していく。排水路(幅1m)の土砂の撤去は水戸市が責任をもって行う。団地内の側溝(幅30cm)は7カ所が詰まっているので、土砂を撤去する。すでに2カ所は10月3日に撤去した。」と回答しました。
池上自治会は10月27日に、那珂市長にも要望署名を提出し、防災工事が行われるよう要請します。
住民は「長年の悲願が一歩前進した」と喜んでいました。

田中議員が9月議会で一般質問

 通学路の安全対策の拡充を

通学路38か所の整備要望に対し、整備済み14か所
 田中議員は、9月議会の一般質問で、通学路の安全対策を要求しました。市の緊急調査から2年が経ちましたが、小中学校から38箇所の改善要望に対して、ハード面の改善は14箇所にとどまっています。
こどもの安全守る家との連携、不審者情報の提供も
さらに田中議員は、市が提供する不審者情報や、「こどもの安全守る家」との協力体制の拡充など、安全を守る対策を求めました。
今後5か所で通学路の整備を計画
教育次長は「信号機や路面表示など今後5箇所で設置を予定している。早急な改善が困難な所は通学路の変更や安全指導の対策を講じる。不審者情報の詳細な情報発信を行い、情報メールの受信登録をよびかける。こどもの安全守る家の新規登録を働きかけていく」と答弁しました。

自主防犯活動(青パト)への財政支援も要求

田中議員は、一般質問で、青色の回転灯を付けた乗用車によるパトロール、通称・青パトへの市の支援を求めました。

青パトは、防犯協会や自警団等が実施しています。青パトは、犯罪の未然防止や防犯意識向上のため極めて重要な活動ですが、市の支援がなく関係者の善意や熱意に支えられています。大洗町は町が公用車を防犯団体に貸し出し、経費は町がすべて負担しています。
田中議員は「ガソリン代の支給や維持管理費の助成、市公用車の払い下げなど、具体的で積極的な支援を求める」と質問しました。
水戸警察署と支援策について協議検討する
 市民環境部長は「青色防犯パトロール活動を20団体に委嘱し、活発に活動していただいている。ガソリン代等の経費が必要であることなどの実情を踏まえ、水戸警察署、水戸地区防犯協会等とさらなる支援策について協議検討を行い、自主防犯活動が持続的に実施されるよう支援していく」と答えました。

週刊ニュース 2014.10.26 (PDF)