今週号の内容;土砂災害防止で、那珂市長に申し入れ・水道給水停止2,428件(市議会水道決算委員会)・空き地・空き家の苦情相談419件、市議会決算特別委員会で、江尻かな議員は市の空き地・空き家対策について質問・子ども医療費 新たに3000人に補助、市議会決算特別委員会で、昨年10月から子どもの医療費補助が中学3年生まで拡大された効果について質問

項目

土砂災害防止で、那珂市長に申し入れ

放置したら、崖崩れになる一刻も早い対策を

池上団地住民16名、206筆の署名提出 江尻議員、中庭議員、木村議員も同席

水戸市青柳町の池上団地自治会(萩原一孝会長)の16名の住民は10月18日、海野徹那珂市長に「がけ崩れ防止対策などを求める要望書」を206筆の署名を添えて、提出しました。
団地に隣接する用壁は那珂市にあり、その一部が東日本大震災でくずれ、付近の団地住民は大雨が降るたびに、避難を繰り返して、安心して家に住めない状況となっています。隣接する団地自治会(那珂市)の会長も「このままで放置したら、崖が崩壊する」と対策を訴えました。

 「水戸市と協議しながら対策を進めていく」那珂市長が回答

海野那珂市長は「崖崩れ危険箇所は民有地であり、市が防災工事をすすめることが難しいが、水戸市と協議しながら対策をすすめていく。10月7日に水戸市とすでに協議した」と回答しました。

 

水道給水停止2,428件

10月24日の市議会水道決算委員会で、給水課長は「昨年度、水道料金滞納により給水停止を実施した件数は年間で2,428件であり、そのうち生活保護世帯は3件であった」ことを明らかにしました。これは中庭議員の質問に答えたものです。

1万円以下の滞納でも4,254世帯に給水停止予告書を発行

また給水課長は「昨年度、水道料金を2回以上滞納した17,777世帯世帯に給水停止予告書を発行し、その内、約4分の1にあたる4,254世帯は1万円以下の滞納であった」と答弁しました。

命に関わる給水停止はやめよ

中庭議員は「給水停止実施件数は5年前の2倍となった。消費税は増税となり、年金も下がり、貧困と格差が広がっている。給水停止をやめるべきだ」と主張しました。

 空き地・空き家の苦情相談419件

10月22日の市議会決算特別委員会で、江尻かな議員は市の空き地・空き家対策について質問しました。地域安全課長は「昨年度の空き地・空き家の苦情相談は419件にのぼったと」答弁。現地を確認したうえで所有者に連絡を取り、除草や剪定をお願いしていますが、その後きちんと剪定等が実施されたかどうかは把握していません。江尻議員は、状況把握ができる体制を求めるとともに、「空き家が増えており、老朽化して周囲に危険が及ぶ空き家への対処が必要だ」と市の取組みを指摘しました。

子ども医療費 新たに3000人に補助

江尻議員は決算特別委員会で、昨年10月から子どもの医療費補助が中学3年生まで拡大された効果について質問。国保年金課長は、対象者が約3,000人増えて25,524人になったと報告。

所得制限なくしてすべての子どもに補助を

江尻議員は「中学3年生までの子どものうち、3分の1にあたる約14,000人が親の所得制限によって補助が受けられない。所得制限をなくして子育ての安心を広げて欲しい」と主張しました。

週刊ニュース 2014.11.2 (PDF)