今週号の内容;中庭議員が一般質問・土砂災害の防止対策を要求 水戸市内 危険・警戒区域68ヶ所、未指定の危険箇所も…池上団地のがけ崩れに緊急対策を・なくそう子どもの貧困 奨学金拡充、学習サポートを全校で・土砂災害対策で国への意見書を提案 日本共産党水戸市議団

項目

中庭議員が一般質問 池上団地のがけ崩れに緊急対策を 土砂災害の防止対策を要求

青柳町住民が多数傍聴の中 水戸市内 危険・警戒区域68ヶ所、未指定の危険箇所も… 池上団地のがけ崩れに緊急対策を

図1 9月議会の一般質問で、中庭次男議員は土砂災害の防止対策を取り上げました。水戸市には崖崩れの危険区域が16カ所、土砂災害の警戒区域が52カ所、合計68カ所指定されています。
また水戸市青柳町の池上団地は大雨で崖が崩れる可能性があり、防災対策が必要となっています。

危険箇所の総点検、工事に助成を

2014.9月議会 中庭ニュース用中庭議員は一般質問で①急傾斜地崩壊危険区域、土砂災害警戒区域の合計68カ所の再点検を行うこと。② 危険箇所にも係わらず、警戒区域に指定されていない場所は調査し、危険区域に指定し、防災工事を実施すること。③ 崖崩れ危険箇所が民有地の場合、国の助成制度がなく防災工事が困難となっている。市として国に助成制度の実施をもとめること。④池上団地の危険個所は水戸市が早急に対策を実施することを主張しました。
建設部長は「危険箇所68カ所すべて緊急点検を実施した。危険区域の追加指定については、必要な箇所は県に追加を要望する。民有地の防災工事へ国の助成制度については2011年に要望したが、引き続き要望する。池上団地の危険箇所は那珂市にあり、那珂市に情報提供する」と答弁しました。
中庭議員は再質問で「池上団地は水戸市にあり、緊急に対策工事をおこなうこと」を主張しました。

なくそう子どもの貧困 奨学金拡充、学習サポートを全校で

9月議会の一般質問で、中庭議員は子どもの貧困対策について質問。厚生労働省発表の子どもの貧困率(平均的な世帯収入の半分以下の世帯に属する子どもの割合)は16.3%で6人に一人が該当し、特に母子世帯では54.6%と大変深刻です。
中庭議員は①水戸市奨学金制度(市内の高校生に月6,000円支給、返済不要、年間75人)の拡充を要求。支給人数を3倍以上に拡大し、学力条件の撤廃を求めました。②生活保護世帯の中学生に対し、学習支援事業を実施すること。③赤塚小学校が実施する放課後子ども教室の学力サポート事業(週一回)を市内の小中学校に拡大することを主張しました。
中里教育次長は「水戸市奨学金は引き続き制度の周知をはかる。放課後子ども教室学力サポート事業の拡大は検討する」と答弁しました。また秋葉保健福祉部長は「生活保護世帯の中学生に対し、養育相談、学びの場を提供することは、重要であり、学習支援については検討する」と答弁しました。

土砂災害対策で国への意見書を提案 日本共産党水戸市議団

共産党市議団は9月議会に「土砂災害から住民の命を守る対策実施を求める意見書」を提出。
危険箇所の総点検や指定見直し、工事に国補助を求める内容。
9月25日の本会議最終日に採決が行われます。

週刊ニュース 2014.9.28 (PDF)