今週号の内容:・核兵器廃絶と世界平和を祈念 駅南平和公園で原爆犠牲者慰霊式 ・市立図書館の民間委託に反対 直営を続ける署名にご協力を  水戸市立図書館を育てる市民の会(代表、斉藤典生茨城大学特任教授)は「水戸市立図書館が直営を続けることを求める署名」をすすめています。

項目

核兵器廃絶と世界平和を祈念

駅南平和公園で原爆犠牲者慰霊式
 茨城県原爆被爆者協議会(黒川博会長、85才)が毎年開いている慰霊式・平和祈念式典が7月26日に駅南平和公園で行われ、江尻かな市議、中庭次男市議、大内くみ子県議が出席しました。今年は、被爆者や遺族など約30人が参加し、核兵器廃絶と世界平和を願って折り鶴を奉納し、献花しました。

核兵器と人間は共存できない

原発再稼働やめさせよう
 江尻かな議員は「69年前の8月、広島と長崎に2発の原子爆弾が落とされ、一瞬にして多くの命が焼かれました。核兵器と人間は共存できません。私たち人間は過ちを繰り返しながら生きていますが、決して繰り返してはならない過ちが戦争であり、原爆投下であり、原発の再稼働です。世界平和を願い、命が一番大事にされる世の中を願う思いを、さらに大きく広げましょう」と話しました。

被爆者が原爆被害への国家補償求める

 広島市内で被曝した同協議会副会長の茂木さん(80才)は「来年は原爆投下から70年になるので、子どもたちなど多くの人に出席してもらえる祈念式にしたい」と話しました。
原爆被爆者協議会は、核兵器廃絶と原爆被害への国家補償を求めて日本政府や国連、諸国政府への要請行動を重ねています。

原発被害者の健康管理を

 また、福島原発事故直後から、原発被害者の健康管理や生活保障を国と東電に求め、原発の再稼動と輸出計画をやめるよう働きかけています。

 市立図書館の民間委託に反対

直営を続ける署名にご協力を
 水戸市立図書館を育てる市民の会(代表、斉藤典生茨城大学特任教授)は「水戸市立図書館が直営を続けることを求める署名」をすすめています。
7月25日には第4回の学習会を開き、水戸市立図書館協議会が6月30日にだした答申について「民間委託に反対する4人の協議会委員の意見もほとんど反映されていない」「民間委託の問題点が明らかにられていない」などの意見が出席者からだされました。

民間委託が決まったわけではない

図書館協議会の答申がだされましたが、民間委託が決まったわけではありません。
民間委託のためには、市議会での審議と条例制定、委託業者の公募と選定、市議会での委託業者の承認などが必要です。
民間委託をさせない運動はこれからです。早急に「直営を続けることをもとめる署名」をすすめましょう。
署名用紙が必要な方は育てる会、または日本共産党水戸市議団にありますので、ご連絡ください。

週刊ニュース 2014.8.3 (PDF)