今週号の内容
・5月15日適合審査申請を市長が容認 江尻市議が原電前で訴え 東海第2は廃炉に
・図書館の民間委託は市民サービス低下へ
・教育の自主性まもれ 教育委員会法の改悪反対 水戸市教育委員会に申し入れ

項目

5月15日適合審査申請を市長が容認
江尻市議が原電前で訴え 東海第2は廃炉に

高橋水戸市長ら11市町村長は5月15日、東海第2原発の新規制基準に基づく原子力規制委員会に対する適合審査申請を了承すると日本原電に回答しました。
高橋市長は「日本原電との覚書で、申請は再稼働に直結しないと確認したので了承した」と説明。
しかし、適合審査は再稼働のための審査であり、日本共産党水戸市議団は高橋市長に申請を認めないよう申し入れてきました。
江尻議員は5月16日金曜日の原電前抗議行動で「再稼働の前提である申請は認められない」と訴えました。

図書館の民間委託は市民サービス低下へ

水戸市立図書館協議会(友末忠徳委員長)が4月30日開かれ、指定管理者制度を条件付きで導入し、民間委託するとの正副委員長の答申案(たたき台)が示され、賛成6名、反対4名、保留1名で採決されました。市立中央図書館は直営に残すものの、他の5つの地区図書館(見和、東部、西部、内原、常澄の各図書館)は民間委託する答申案(たたき台)です。
中庭次男委員は「経費削減ありきの民間委託では、1年契約の臨時職員などが増え、図書案内も不十分となり、市民サービスの低下になる。直営は維持すべきだ」と主張しました。

<次回の図書館協議会>5月28日 13:30~16:00  場所:内原図書館

 ご案内 シンポジウム「指定管理者制度で図書館はよくなるの?

  • 5月31日(土)13:30~16:00 ●総合福祉会館 ●主催/水戸市立図書館を育てる会

教育の自主性まもれ 教育委員会法の改悪反対 水戸市教育委員会に申し入れ

本多教育長(手前)に申し入れる日本共産党水戸市議団(5月12日)

本多教育長(手前)に申し入れる日本共産党水戸市議団(5月12日)

日本共産党水戸市議団は5月12日、本多清峰教育長に教育に政治支配を強化する「教育委員会改悪法」に反対する申し入れを行いました。本多教育長は「現在、国会で審議中であり、動向を見守りたい。法案についてはコメントできない」と答えました。
5月9日の市議会文教福祉委員会でも中庭議員は、同改悪法に反対するよう主張しました。
教育委員会改悪法は①教育長を教育委員会の任命から市町村長の任命に変更する。②教育委員会を指揮監督するのは教育長とする。③教育政策の大本となる「大綱」は市町村長が決め、教育委員会が推進するとされます。これは安倍内閣がすすめる侵略戦争を美化する「愛国心」と異常な競争主義を教育に持ち込むことがねらいです。

大工町再開発オープン1年 テナントビル空き室5割 40億円も税金で補助されましたが…

2013年5月にオープンした大工町再開発ビル、トモスみと。
テナントビルは現在も5割が空いたままです。5月9日の都市建設委員会で、田中議員の質問に市が答弁しました。
テナントビル1階は道路に面した3分の1が未利用、2階と4階は約半分が空き室、3階と5階は全く利用されていません。

階数 総面積 空き室 利用中 利用状況
1階 300坪 105坪 195坪 水戸信金大工町支店
2階 350坪 180坪 170坪 内科クリニック
3階 350坪 350坪 0坪 なし(水戸信金の権利床・未利用)
4階 350坪 190坪 160坪 製薬会社、フロンティア水戸、水戸信金の権利床
5階 350坪 350坪 0坪 なし
6階 350坪 0坪 350坪 KDDI、信金リース、アストラゼネカ
7階 350坪 0坪 350坪 セブンイレブン本部
2400坪 1175坪 1225坪
      空き室が5割

週刊ニュース 2014.5.25 (PDF)