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12月議会 江尻議員が代表質問
水道料金値上げは中止を

江尻議員は12月議会の代表質問で、高橋市長に対し、水道料金の大幅値上げの中止を求めました。
来年4月からの値上げは、消費税増税分を含め、総額5億692万円にのぼる市民負担増となります。
値上げ率は、税込で平均10.9%ですが、一般的な4人世帯では13.4%もの値上げです。
2841名の値上げ反対署名を提出
 水戸民商や新婦人の会、年金者組合などが参加する「値上げ反対市民連絡会」が短期間で2,841名の値上げ反対署名を市長に提出しています。
江尻議員は、①水道会計が黒字なのになぜ値上げするのか。②今年4月に国保税や下水道料金を値上げしたばかりであり、消費税増税の連続値上げで市民生活は大変だ、と主張しました。また「毎年の一般会計の剰余金を積み立てた財政調整基金が8年前の2億円から今年度末93億円に増える。これを繰り入れれば値上げを中止し耐震化などの事業費も確保できる」と主張しました。高橋市長は「水道事業は独立採算制であり、答申から引き下げて水道料金改定を行う結論に至った」と答弁しました。
ムダな県中央広域水道の受水やめよ
 江尻議員は「6万人分も余裕水があるのに毎年1億6千万円も払って全国一高い県の水を買うムダ使いを続けながら市民に値上げなど認められない。受水中止を」と主張しました。
倉田水道事業管理者は「引き続き確保する」と答弁し、中止する考えのないことを示しました。

子どもの健康調査の実施を

江尻議員は代表質問で、放射線被曝の健康への影響について質問。水戸市が市のホームページ等で『健康に影響はありません』と広報している根拠をただし、「低線量被曝による健康障害は専門家でも意見が分かれている。被曝量は少なければ少ないほど良いと広報するとともに、子どもの健康調査を実施すべき」と求めました。
高橋市長は「学校や公園など500カ所を超える公共施設で空間放射線量を測定している。本市は毎時0.23マイクロシーベルト以下で,国基準を下回っている。健康調査は、国の動向を注視していく」と答弁しました。
現在国は、福島県で県民健康管理調査を実施するとともに支援の在り方を検討しています。

生活保護の引下げ中止を

中庭議員が一般質問

中庭次男議員は12月12日の市議会の一般質問 で生活保護行政について4点にわたり質問しました。
①生活保護費の引き下げが来年4月に実施されます。今年8月も引き下げられ、生活保護受給世帯の86世帯が引き下げ反対の審査請求書を県知事に提出しました。水戸市として国に反対するよう申し入れること。
②生活保護受給者の扶養義務者(親族)に扶養(援助)を前提とする水戸市の文書を訂正すること。
③生活保護受給者に自宅の土地、建物を担に生活資金を貸し付け、生活保護を打ち切ることことはやめること。
④生活保護の冬季加算(灯油代)が減額された。生活困窮者、生活保護世帯にこの冬5,000円 の灯油代を支給する福祉灯油制度を実施することを主張し、質問しました。
扶養に関する文書は訂正した
 田尻副市長は「生活保護費の引き下げはご理解いただきたい。扶養(援助)をうけることが前提との文書は誤解がないように訂正した。灯油代補助は国の 動向を見守る」と答弁しました。

千波湖周辺の環境整備を

田中議員が一般質問

田中議員は一般質問で、千波湖周辺の環境整備を求めました。
田中議員は、第一に駐車場について、土・日など満車が多いため、D51わき駐車場東側ふれあい広場に無料駐車場を拡張し、黄門像西側の有料駐車場(1台500円)の料金引下げを求めました。
第二に老朽化したトイレの改築、第三にジョギングロードや駐車場入口への照明灯増設を求めました。
石井都市計画部長は「ふれあい広場の駐車場利用は難しいが今後駐車状況調査や増設の可能性を検討する。湖南坂駐車場トイレは整備後30年と老朽化しておりリニューアルを検討する。照明灯は湖畔南側に5基、公園出入口にソーラー照明灯を6基、今年度内に設置する」と答弁しました。

週刊ニュース 2013.12.22  (PDF)