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日本共産党水戸市議団が市政懇談会を開催しました

日本共産党水戸市議団は3月27日、市政懇談会を開催しました。

田中議員が6水総について報告

田中議員は、水戸市第6次総合計画(6水総)について報告しました。これまで第4次は岡田市長、第5次は加藤市長のもとで進められました。いずれも右肩上がりの経済成長を見込み、水戸駅・赤塚駅の南北開発や泉町再開発、イオン水戸内原SCなどの内原駅北開発、40億円も税金投入した大工町再開発を進めてきました。6水総は高橋市長のもとで策定され、期間は基本計画が2014(H26)~2023(H35)、基本構想~2018(H40)です。

開発優先見直し市民本位の計画に

田中議員は、「6水総をつくるにあたっては、開発優先の市政に対する真剣な反省を行い、水戸市が行った『未来の水戸をつくる1万人アンケート』に寄せられた声に応えるなど市民本位の計画とすることが必要だ」と強調しました。

福祉・教育・生活環境整備こそ

特に重視すべきなのは、①福祉の充実として、待機児童解消、学童保育支援、特養待機者解消や国保値下げ、生活保護の拡充、市営住宅増設。②教育の充実として、全学年の30人学級、学校耐震化、老旧校舎改築、学校給食充実、通学路安全対策、いじめ不登校対策の拡充。③防災に強いまちづくりでは、災害備蓄品の拡充、インフラの耐震化。④地域経済支援として、農業の地産地消の推進、や中小商工業支援、⑤自然エネルギーとして住宅用太陽光発電や共同出資型メガソーラーの推進。⑦身近な生活環境整備として、雨水排水対策や狭あい道路の早期整備、交通安全のためのカーブミラー・ガードレール・防犯灯の増設などを進めるべきだと提起しました。

来年3月議会で議決へ

6水総の策定スケジュールは、5月に総合企画審議会、7月に市民意見公募、12月市議会に提案され特別委委員会の設置後、来年3月議会で議決される見通しです。田中議員は、「ぜひ市民の声を反映させた計画にしましょう」と呼びかけました。

 参加者からの声

◎市議会常任委員会の傍聴席をふやして、傍聴者が資料をもらえるようにしてほしい。
◎議員控え室に入るのに議会事務局に記帳して胸章を着けるのはなくしてほしい。
◎6水総の勉強会を開いて意見交換をしたい。

 水戸市の今年度予算の特徴は? 中庭議員が報告しました

  中庭議員が報告した予算の特徴は次の通りです。

国保税・下水道料金の値上げ 介護保険・後期高齢者も含め17億円

2013年度予算は、国保税や下水道料金の大幅値上げが含まれている予算であり日本共産党は反対しました。

さらに昨年度値上げされた介護保険料が17%アップで約6億円、後期高齢者医療保険料が約9500万円値上げで、これらを合わせた2年間の値上げ合計は17億円にもなり、暮らしはますます大変になります。

 大工町再開発事業に40億円の補助

一方で大工町再開発には今年度予算も含め40億円を補助し、さらに今後5年間、固定資産税を免除します。

水戸市のため込み金68億円

水戸市がこれまでため込んできた財政調整基金は68億7,889万円となっています。

値上げ率

値上げ額

一世帯平均()

国保税

9.2%

6億550万円

15000円

下水道料金

12.7%

3億5000万円

4500円

 ため込み金の1割を使えば、国保税値上げ必要なし

財政調整基金(ため込み金)の1割、6億円を取り崩せば国保税の値上げは必要ありません。値上げの中止が市民の願いです。

市の基金はそのほかに市庁舎等整備基金14億円、清掃工場建設の一般廃棄物処理推進基金10億7,000万円、電源立地振興基金6億7,000万円などを含めた合計は110億円となります。

市民要求で実現したもの

来年度予算で市民要求で実現したものは以下のとおりです。

(1)中学3年生までの医療費助成の拡大。ただし所得制限があります。
(2)保育所、2カ所増設。水戸市堀町と平須町にそれぞれ設置。定数は一カ所90名で合計180名。来年3月に開園。
(3)特別養護老人ホームが一カ所増設、80床。
(4)夏休み、春休みの開放学級が小学4年生まで拡大。

週刊ニュース 2013.4.14   (PDF)