最後に、教育行政については、2点質問します。

(1)まず、特別支援教育支援員については、3月議会でも質問しましたが、4月から支援員配置のシステムを変更した結果、現状はどうなっているかを伺います。

勤務時間を3時間に減らす代わりに人数は増やす、必要な支援がちゃんと行き届くように取り組む、ということでしたが、まず、市のホームページではいまだに募集が続いており、6/2現在、募集枠は20人です。結果として、やはり、やむなく3月末でやめてしまった支援員が多く、必要な人数を確保できていないのではないでしょうか。

また、一律3時間勤務のため、ほとんどの支援員が午前中のみの配置となっていると聞いていますが、午後はどうなっているか。この間の教室や子どもたちへの影響はどうか、お答え願います。

必要な子どもにきちんと対応するためにも、新たに配置のやりくりをしている学校の負担を考えても、やはり、今回の拙速な方針転換の見直しを求めたいと思います。特に新学期、また、新一年生はスタートが肝心で、しっかりと支援できれば、学校生活が大きく変わる重要な時期です。新年度から2カ月たって、いまだ人員が足りずについてもらえない子どもがいることは重大な失策であり、一日も早く、必要な支援を受けられない子どもが出ない体制を構築すること、そのために支援員の働き方も柔軟に見直すべきです。7千万円もの予算削減で、突如として現場の大きな混乱を招いたことは許されないものですが、改めて、特別支援教育支援員にかかる予算と子どもたちへの支援の拡充を強くもとめるものです。

 

(2)次に、各小学校に保有している楽器についてですが、本市は長年にわたり、吹奏楽が盛んで、多くの子どもたちが、金管バンドやマーチングバンドなど、小学校から部活動で練習を始め、中学校、高校、と、全国的にも様々なコンクールで優秀な実績をあげてきた歴史をもち、本市から巣立ったプロのトッププレイヤーが何人も世界で活躍しているなど、吹奏楽のまちです。ところが、長年、多くの小学校で行っていた部活動が、近年、少子化の影響もあって徐々に減ってきていた中、この数年はコロナの影響でストップし、そのまま廃止となってしまう学校も相次ぎ、現在では、部活動を行っている小学校は、32校の3分の1、11校だけとなってしまいました。特に、昨年度までの5年間で12校、直近の3年間では9校が廃止となり、大変残念な状況になっておりますが、今回はまず、学校の部活動で使われなくなった楽器について質問いたします。

部活をやめてしまった学校では、多くの楽器が使用されずに保管されていますが、まず、それら楽器のメンテナンス等はどうしているのか、高価な楽器が沢山あるはずですが、楽器は使わなければダメになってしまうもので、すでに何年か使っていない状況の学校では、とにかく早急に楽器を生かす手立てを講じる必要があると考えますが、いかがでしょうか。

各学校で、これまで大事に使ってきた楽器は、貴重な市の財産でもあり、子どもたちの夢と文化を築く宝でもあります。部活がなくなったからといって、そのまま宝の持ち腐れのようにダメにしてしまってはならないと思いますし、専門家の方に聞いたところでは、もう数年も放置しているとしたら、時間の問題で、すぐに適切な保管、メンテナンスが必要だとのことでした。吹奏楽で使う楽器は、数十万円から数百万円もするもので、日常的に使っていれば長く使えるものが、長期間放置すると歪みや不具合で演奏不能になってしまう精密な機器で、それを再生するにはまた多額の修理費用がかかってしまうそうです。

今は部活をやめている学校でも、将来、再開する可能性や、いずれ中学校のように地域部活動への移行でバンド活動が復活することもあると考えますし、吹奏楽のまち水戸としては、子どもたちが音楽活動に出会い夢を持てる環境を、今後、改めてしっかり作っていくべきと考えますが、いずれにしても、今、いざ必要になったときにちゃんと使えるよう、まず、今ある楽器をきちんと保管して大切に残し、今後も長く活用できる取り組みが急がれます。

少子化で学校ごとにブラスバンドが組めない状況は、全国的にも同様の課題となっていますが、例えば、「楽器バンク」のような仕組みを作って市が一括して楽器の保管とメンテナンスを行い、必要なところへ貸し出すなどの取り組みを始めている自治体もあり、本市も、せっかくの貴重な楽器をムダにすることなく、将来にわたって活用できるよう、学校単位ではなく、市として一括して管理し適切なメンテナンスを行う仕組みを早急に作り、対応をすすめていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。

 

答弁;教育部長
次に、各小学校で保有している楽器についてお答えいたします。
小学校における吹奏楽部、金管バンド部、マーチングバンド部につきましては、学校内のみならず、地域行事等に参加し演奏活動を行うほか、例年、県代表として東関東や全国のコンクールなどにおいて優れた成績を収めるなど、活発な活動を行っております。こうした吹奏楽部等の活動には、比較的品質の高い楽器が必要となるため、毎年すべての小中学校から要望を募り、音楽の授業で使用する楽器も含め、限られた予算の範囲内で楽器の購入を行っているところでございます。
その一方で、近年の児童数の減少等により、小学校における吹奏楽部等は、令和元年度に25校ございましたが、令和8年度には12校と減少しており、それに伴い、各小学校において、吹奏楽部等の活動で使われていた楽器が使われずに保管されている現状がございます。
こうした状況を踏まえ、今年度は、すべての小中学校に対し、楽器の使用状況調査を実施し、その結果を基に、使われていない楽器について、必要な学校への貸し出しや適切な所管替えを行うなど、楽器を有効に活用できる取組を行ってまいりたいと考えております。
今後におきましても、こどもたちが地域クラブも含めた吹奏楽部等の活動を通じた豊かな学びの機会を確保できるよう、楽器の有効活用や維持管理等の取組を継続してまいります。