次に、市民センターの整備・改修について伺います。
 先月、地元の各市民センターを見学してきました。各センターとも、地域住民との交流などにぎやかで、また特色のある活動で地域の核となっていることもうかがえました。
ただ、中にいくつか、施設の老朽化による不具合や危険個所など、利用者や職員が不便さや、気遣いに苦労しているところがありました。雨漏りや、立てつけが悪くなってあかない扉や窓がある、トイレが和式のため高齢者やこどもたちが使いにくいなど、新しいセンターや改修したセンターとの差があまりにも大きく、大変残念に感じました。
地域住民の活動の拠点であり、災害時には防災拠点ともなる施設であり、多くの人が訪れる場所ですから、どの地域に住んでいても、安全で使いやすい施設であるべきと考えます。特に、古いセンターについては、速やかに整備・改修を進めるべきですが、市の計画を伺います。
また、整備・改修の他にも、受付窓口にカーテンが欲しいというようなささやかな要望もありました。受付時間が終わっていても、利用者にわからないために、窓口で度々時間がすぎてのやり取りが起きてしまうとのことでした。職員が働きやすく、市民にもわかりやすい業務環境を整えることであり、早急に応えられないか伺います。
また、老朽化がかなりひどい堀原市民センターでは、この夏、クーラーが故障しました。建物全体が古く、雨漏りや床の破損なども多いため、職員や利用者が応急処置をしながらもたせていますが全面的な改修が必要です。また、利用者の憩いの場となっていた藤棚が損壊し危険なため、周りを応急的に囲み、立ち入り禁止にしていますが、今後、どうする予定なのか伺います。
この間、地域の住民の方から、「センターに直してほしいといっても、予算がとれないと言われ、なかなか直らないのだ」との声を聞いてきました。どれほどの市民が利用できるのかもわからない大きなハコモノ建設に莫大な税金をつぎ込むのではなく、市民生活に密着するこうした市民センターなどへの予算をもっと拡充するべきではないでしょうか。

答弁 市民協働部長

次に、市民生活行政についてお答えいたします。
市民センターは、生涯学習活動や、地域における子育て支援、多世代交流などの多様なコミュニティ活動、さらには、地域防災活動の拠点となるものであり、地域の発展のためにも重要な施設であります。
市といたしましては、現在、稲荷第一市民センターの常澄庁舎への移転改築や、鯉淵及び妻里地区の市民センターの新設整備を進めるとともに、コミュニティルームの設置を推進するなど、市民センターにおける活動環境の一層の充実を図っているところであります。
市民センターの整備につきましては、施設によっては、老朽化にともない、空調機器の故障や屋根防水加工の破損による雨漏りなどの不具合が発生しておりますが、緊急性や安全性を勘案しながら、順次、対応しております。
堀原市民センターにつきましても、昭和62年の開館以来、30年近くが経過しておりますが、不具合箇所については順次対応しているところであります。
また、老朽化や狭あい化が目立つ市民センターにつきましては、平成29年度に長寿命化計画を策定し、計画に基づく改修を進めてまいります。
今後も市民センターが市民の皆様にとって安全で利用しやすい施設となるよう、整備に努めてまいりたいと考えております。