最後に、生活道路の整備について伺います。

水戸市には、今なおたくさんの未整備の狭隘道路があります。不便なだけではなく、緊急車両が入れないなど、市民は不安を感じ、すみやかな整備を切望しています。
私の地元でも多くの要望が出されていますが、申請から整備までに何年もかかるし、予算も少ないからいつ出来るかわからないなどと、不満の声も寄せられています。
市民の安全安心を確保するため、出来る限り要望に応え、速やかに進めるべきと考えますが、市の計画について伺います。
また、生活道路の雨水対策について、例えば、市道国田140号線では排水路がなく雨が降ると冠水し、大雨になると道路脇の畑や家の方まで水につかり、住民が自宅に入るのにも支障をきたすほどで、改善を求める陳情もだされています。市の計画を伺います。
このような、雨がすぐに溜まってしまう道路は沢山あり、多くの市民が困っています。こうした道路の整備・改善も早急にすすめるべきですが、その対策についてお答えください。

以上で、私の質問を終わりますが、市民の日常に寄り添って、不安や困難を出来るだけ取り除き、安心で安全な市民生活を保障することこそ、水戸市の仕事です。その立場でご答弁いただけますようお願いいたします。

答弁 建設部長

土田議員の一般質問のうち,生活道路の整備についてお答えいたします。
はじめに,狭あい道路整備事業の現状につきましては,未整備路線数が,平成26年度末で75路線,延長といたしましては,約2万5,000メートルが未整備となっております。また,整備に要する期間といたしましては,現時点での未整備路線の整備に要する費用を試算しますと約34億円となり,平成27年度と同額程度の事業費と仮定した場合,整備完了までには約9年を要する見通しとなっております。今後につきましても,本事業は市民要望の非常に高い事業であり,早急な整備が求められていることから,事業の進捗を図るために効率的な執行体制の強化や,国庫補助金などの財源確保に努め,整備に要する期間を短縮することができるよう,事業の推進に取り組んでまいります。
次に,市道国田140号線の排水につきましては,一部区間において,側溝が整備されていないために,道路が冠水するとのことで,平成26年11月に側溝の整備要望をいただいております。
側溝の整備につきましては,市民の皆様からの要望が多く,現状では,整備に時間を要している状況でございますが,今後も早期に整備要望にこたえられるよう,財源確保等,さらなる工夫に努めてまいります。
また,市内に多くみられる雨水冠水につきましては,これらの解消,軽減を目的とした「水戸市雨水排水施設整備プログラム(案)」を策定したところであり,今後,意見公募手続を経て,計画を決定し,本プログラムに基づく雨水対策の推進に取り組んでまいります。