最後に、新学校給食共同調理場について伺います。
来年度から、新しい共同調理場で業務を開始することとなっていますが、工事の進捗について伺います。衛生面の管理など、安全・安心な給食の調理、配食に万全を期すことが最も重要ですが、加えて、多くの方が作業にかかわる大きな調理場ですから、設備や、作業の動線等についても、業務に携わる方の、使いやすさ、安全性を最優先にするべきと考えます。どのような工夫をされているのかも合わせて伺います。
例えば、調理室等の中の扉などは、衛生面を考えても、手を使わずに開け閉め出来るようすべて自動ドアにするべきと考えますがいかがでしょうか。
私は、4大プロジェクトなど、無駄に大きなハコもの建設は、出来るだけ予算を縮減すべきと考えるものですが、こうした学校給食調理場や学校施設など、市民生活や教育のためになくてはならない施設の場合には、必要な設備、快適な環境を整備に、十分な配慮をし、十分な予算で最善の工事をしていただきたいと考えます。
いくつかの扉を、安く済ませるために手動にするというようなことで予算を抑えるのではなく、長期にわたって、安全に気持ちよく使える最善の施設整備を求めるものです。

以上で、私の質問を終わりますが、答弁によりましては、再質問をさせていただきます。

ありがとうございました。

答弁≪教育部長≫

土田議員の一般質問のうち,学校給食についてお答えいたします。
はじめに,新学校給食共同調理場の工事の進捗状況についてですが,平成27,28年度の2か年継続事業として建設工事に着手しており,平成29年4月から稼働できる見込みでございます。
次に,調理員に配慮した,施設の使いやすさや安全性の工夫についてお答えいたします。
まず,施設の使いやすさにつきましては,床を平坦にし,可動式の機器を使用する作業の効率性を向上させております。また,調理員の負担軽減のため,温度及び湿度管理が適切に行える空調設備の設置や,食器の入れ替え作業の負担を軽減できる洗浄機を導入しております。
次に,安全性の工夫についてですが,調理作業上の転倒事故の防止や湿気を少なくし,雑菌の繁殖をこれまでより防ぐため,床を渇いた状態で使用し,床が滑りにくいドライシステムを導入いたしました。さらに,野菜切裁時の巻き込みなどの事故を未然に防止できる安全装置を備えた厨房機器を導入するとともに,調理員同士が交錯せずに作業できるよう,作業動線に考慮した厨房機器の配置としております。
このような様々な対策を講じ,調理員の作業環境の向上と安全性の確保を図り,国の学校給食衛生管理基準に基づいた,安全で安心な調理場の運営に努めてまいります。
次に,調理室内への自動ドアの設置についてお答えいたします。
調理室内のドアにつきましては,同基準に基づき,調理員が直接手をドアノブに触れず部屋の移動ができ,より清潔で衛生的な環境を維持できることに加え,台車を使用した作業が効率的に行えるよう,すべて自動ドアとしております。
今後につきましては,建設に係る適切な進行管理を行うとともに,調理員が安全で効率的な作業が行えるよう,調理作業マニュアルの作成を進め,従来よりも,一層安全で安心な魅力ある美味しい学校給食を提供してまいります。