水戸市河和田3丁目の市営河和田住宅55棟の水道給水管が老朽化し、水道水が赤さびでひどく濁っている問題で、十一日の九月定例市議会で阿部寿志都市計画部長は11月末をめどに改修工事を行い、五十五棟の給水管を敷設替えすることを明らかにしました。日本共産党の中庭次男市議の一般質問に答えたもの。五十五棟は四階建て二十五世帯が入居していますが、建築後三十八年経過し老朽化がひどく、外壁がはがれ、特に水道管の内部は赤さびがひどく水の流れも悪く、入居者から「赤さびがひどく飲めない」「浄水器をつけているがフィルターがすぐ黒くなってしまう」「茶飯かといわれて炊いた米4合を捨てた」「水の出が悪くトイレの水が流れない。バケツの水で流している」などの訴えが今年七月に中庭市議に寄せられました。八月二十五日には河和田住宅五十五棟町内会の佐々木藤雄会長が改修をもとめる陳情書を加藤浩一水戸市長あてに、中庭市議や水戸生活と健康を守る会とともに提出しました。九月二日、九月八日に町内会は中庭市議ともに水戸市住宅課と交渉しました。水戸市住宅課は11月末の敷設替え工事完了までは、きれいな水道水を入れたビニール袋(六ℓ入り)を週三回、一戸一戸に住宅課に直接配布することになりました。佐々木会長は「本当によかった。こんなに早く工事が行われると思わなかった」と喜んでいます。<!–img1–>20080916130547_0