日本共産党水戸市議団は1月27日、高橋靖市長に「2017年度 水戸市予算に関する要望書」を提出しました。江尻加那県議、大内久美子共産党茨城県副委員長も同席しました。

要望書は日本共産党水戸市議団が実施した市民アンケートでよせられた要望を取り入れました。主な要望項目は、

〔新市民会館〕

320億円以上の税金を投入する新市民会館計画は白紙にもどし、1000名規模のコンパクトな規模に縮小し、建設場所、費用も根本的に見直すこと。25億円もかける駐車場計画は中止すること、水戸市が設計を発注した伊東豊雄建築設計事務所は岐阜市図書館(ぎふメディアコスモス)で雨漏りなどの不具合を起こしで大きな問題となった。発注を撤回すること。

 

〔大型公共事業優先ではなく暮し優先の市政を〕

水戸市の財政調整基金は16年度末で97億円が見込まれる。この財政調整基金から85億円を取り崩して、4大プロジェクト(市民会館、東町新体育館、市役所庁舎建設、新ごみ処理施設)に投入するとしている。4大プロジェクト優先ではなく、市民の暮し、福祉優先に活用する。

 

〔医療、介護、福祉の充実〕

  1. 国保税を値下げする。水戸市の国保税は昨年度5億1,300万円の黒字となり、4年連続の黒字となっている。1世帯1万円の値上げを実施する。
  2. 高校卒業までるに医療費の助成制度(マル福制度)を拡大し、所得制限を撤廃し、完全無料化制度を実施する。
  3. 介護保険料を来年度見直すが、値上げは行わない。
  4. 後期高齢者医療保険料の特例減免制度は廃止せず存続する。
  5. 要支援1.2の高齢者の生活介護、通所介護は介護保険から外すのではなく、これまで通りのサービスをおこなう。

〔子育て・教育の充実〕

  1. 認可保育所を増設する。待機児童ゼロを実現〕
  2. 子どもの貧困対策をすすめる。子ども食堂に市補助の実施と場所の提供。
  3. 小中学校の就学援助制度で、入学準備金の支給を3月に前倒しする。

〔東海第二原発の再稼働に反対する。原発ゼロの日本を実現する〕

東海第二原発の周辺30km圏内には100万人がすんでいる。また東海第二原発は今年で39年目を迎える老朽原発であり、再稼働は許されない。廃炉にする。

以上