<strong>中庭次男議員が12月10日の代表質問でおこなった子どもの健康調査についての質問と高橋市長の答弁は下記の通りです。
〔中庭質問〕 </strong>
子どもの健康調査についてお伺いいたします。
放射能による健康被害、とくに子どもの健康調査の実施をもとめる陳情も本議会に提出されております。
すでに牛久市は中学3年生まで無料で内部被爆検査、すなわちホールボディーカウンター検査を実施し、竜ヶ崎市では甲状腺エコー検査費用の半額3,000円を補助し、東海村では中学3年生まで無料で実施しております。
今年9月議会で子どもの健康調査について田中真己議員の質問に対し、高橋市長は「中長期的に検討する」と答えましたが、これまでどのような検討が行われたのか、お伺いいたします。
<strong>〔高橋市長の答弁〕</strong>
次に、子どもの健康調査の実施についてお答えいたします。
本市では、現在、原発事故に伴う保護者の健康不安などを解消するため、健康相談窓口を設け、その中で甲状腺検査などに対する市民のニーズを把握しております。さらに、国や関係機関が公表する放射線の健康への影響や日常生活での注意点についての新しい知見や情報の収集にも努めているところでございます。
また、「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援に関する施策の推進に関する法律」の中で、放射線による健康への影響に関する調査、医療の提供等は、国が必要な施策を講じることとされております。
従いまして、本市の子どもの甲状腺検査につきましては、今後も引き続き、国がこの法律に基づいて実施する健康調査の結果や考え方、これを受けた県の考え方などを参考に、中長期的な視点に立って検討してまいります。