2019年3月議会一般質問、中庭次男議員、3月12日

〔市営住宅について〕

市営住宅行政について質問いたます。

市営住宅の風呂釜と浴槽の設置についてお伺いいたします。

水戸市の市営住宅に風呂釜や浴槽が設置されているのは31%にとどまっております。風呂釜などを設置する費用は20万円近くかかり、設置されていない住宅は希望者も少なく、空き家となる原因となっています。

水戸市は来年度、風呂の設置がない住宅については、設置する方針と表明しました。設置する予算、設置箇所数、設置条件などを明かにしてください。

風呂がない住宅に入居を希望する人は、4階、5階に関係なく入居者すべてが対象とするように十分な予算措置をおこなうように求めます。

市営住宅の階段の手すりの設置は申請しなければ設置されません。そのため4階、5階の市営住宅でも手すりのないところが多数あります。まだ未設置の階段については、すべて設置してはどうか。県営住宅では手すりの申請がなくても年次的にすべての階段を対象に設置されています。

都市計画部長答弁

市営住宅における風呂釜や手すりの設置でございますが,風呂釜等については,昭和年代に建設した住宅を中心に,設備を備えておらず,入居者の負担により設置を行っていただいているところです。

また,手すりにつきましては,市営住宅においては入居者の高齢化が進んでおり,共用部の階段においても安全性を確保することが求められています。

これらを踏まえ,平成30年3月に策定した第二次公営住宅長寿命化計画の中で,風呂釜等や手すりの設置について位置付けたところです。風呂釜等については,財政状況と施工の効率性を勘案し,まずは,空室に対して入居前修繕の一環として,段階的に整備していく方針としております。

また,手すりにつきましては,長寿命化工事の中で全ての棟において計画的に設置することとしております。

なお,手すりにつきましては,入居者からの申請に基づく設置についても,これまでどおり実施してまいります。