今週号の内容;2015年6月議会
・戦争法案は廃案に!!田中まさき議員が代表質問 高橋市長は戦争法案に反対表明を
・国保税の引き下げを!土田きよみ議員   初一般質問 2年間で24億円の黒字  国保会計
・介護保険料の値上げの中止を 中庭次男議員一般質問
・わたしの見た、聴いた、水戸市議会 傍聴記 その1

2015年6月議会
戦争法案は廃案に!!
田中まさき議員が代表質問
高橋市長は戦争法案に反対表明を
田中まさき議員は6月議会の代表質問で「戦争法案は海外で戦争にする国づくりであり、憲法9条違反だ。廃案を求める集会が水戸市でも開かれ千名が参加した。市長は憲法違反の戦争法案の廃案を求めるべきだ」と質問しました。
高橋市長は「多くの国民は憲法違反との疑念を抱き、戦争にまきこまれる恐れがあると不安を抱いている。慎重に判断すべきだ」と答弁しました。
田中議員は再質問を行いましたが、村田進洋議長は市長の答弁を認めませんでした。共産党市議団は強く抗議しました。

国保税の引き下げを
土田きよみ議員   初一般質問
2年間で24億円の黒字  国保会計
土田きよみ議員は6月議会の一般質問で、国保税の一世帯1万円の引き下げを主張しました。
水戸市は2013年度に9.2%の値上げを強行し、14億円の黒字となりました。さらに2014年度も10億円を超える黒字となりました。
土田議員は「一世帯1万円の引き下げは5億円あれば実現できる。国保の黒字と100億円のためこみ金・財政調整基金を活用して引き下げの実施を」と主張しましました。
保健福祉部長は「国保制度は相互扶助である。財政調整基金は活用できず、引き下げは困難」と答弁しました。

介護保険料の値上げの中止を
中庭次男議員一般質問
中庭次男議員は6月議会の一般質問で、介護保険料の値上げ中止を主張しました。
水戸市は今年4月から介護保険料の20%値上げし、一人平均、年1万1,640円の負担増となりました。保健福祉部長は「値上げせざるをえない」と答弁しました。
施設入所者の利用料も増加
また、特養ホーム等の入所者が、食費・居住費の軽減をうける場合、今年8月から金融機関調査の同意書や、銀行通帳の写しの提出が求められます。軽減がなくなると月最大6万7千円も負担が増えてしまいます。中庭議員は「プライバシーを侵害し、軽減が受けにくくなる」と主張、資産調査の中止を求めました。

≪裏面≫
わたしの見た、聴いた、水戸市議会 傍聴記 その1
議会傍聴に多数お越しいただきありがとうございました。傍聴記をお寄せいただきましたのでご紹介します。

○頼もしい!自分の目で確かめた質問

 6月23日、4月の一斉地方選挙で、私たちの堀・渡里後援会の地域から選出した土田きよみ議員の初質問というので、後援会のみなさんと応援のつもりで水戸市議会の傍聴をしました。
きよみ議員の質問は応援など要らない落ち着いて、堂々としていました。質問の最初に「どんな時も市民の立場でしっかりと声を聞き、市民にあたたかい水戸市をめざして努めてまいります。」と宣言され頼もしいものでした。さすがは長年大勢の人の前で演劇を通して人の生き方を主張してきた人だと思いました。
質問の内容は1,国民健康保険について 2,原子力行政について 3,教育行政について 4,建設行政についての4つでした。
これまでも傍聴に参加した事がありますが、いつも後ろの席で立ったり座ったり私語をしていて、発言者のいうことなど聞いていない議員がいましたが、それがありませんでした。それというのも、きよみ議員が質問内容について、事前に自分の目で確かめ検証したものだったので傾聴したのでしょう。
それに引き替え、市役所幹部の答弁はまことにお粗末で、最高責任者の市長は役人任せで、一言も発しないのはどういうことなのでしょう?
渡里町 J・Kさん

○やさしさ、前向き、新鮮
一礼して壇上に上がった土田さん、「日本共産党の土田きよみです。この度、生まれ育ったふるさと水戸で、初めて市議会へ送り出していただきました。託された願いにこたえ、どんなときにも市民の立場でしっかりと声を聞き、市民にあたたかい水戸市をめざして努めてまいります。それでは、通告に従って一般質問をいたします」
このあいさつと同時に議場は、空気が一瞬変わったように感じました。女性の初質問だから?…いいえ。この短い言葉の中に土田さんのやさしさと前向きな意志、そして新鮮さが伝わってきました。
緊張感の薄らいでいるような議員でさえ、今回は席を離れたり隣同士で無駄話をするような場面は見受けられませんでした。議場は最後まで新人土田きよみ議員に集中していました。落ち着いて堂々とした初質問でした。今後のご活躍が期待されます。
東原 K・Hさん
○1年生議員とは思えない
選挙期間中の訴えも実に堂々としていましたが、議会での発言も予想された通り、一年生の議員と思えない落着いた説得力のある質問でした。演劇活動で鍛えられたせいでしょうか。緊張もせず分かり易い話し方で、傍聴席も議場もしーんとして、傾聴しました。
内容も、実際に足を運んで調査してきた問題をパネルで示すなど、市民の要求によりそい、より暮らしやすい水戸市のための努力が感じられました。「戦争法」「原発再稼働」など問題が山積する中で、若い人も、高齢のものも力を合わせてと決意した傍聴でした。
堀町 M・Sさん

土田さんの質問は市職員や他党議員からも「よく通る声で聞きやすい」「論旨明快」との声が寄せられました。なお、水戸市議会では市長や教育長は代表質問に答弁しますが、一般質問は部長答弁というルールです。他自治体では一般質問にも首長が答弁するところが多くあり、共産党市議団は改善を求めてきたところです。今後の議会で土田議員と市長や教育長とやりとりにも注目してください。(田中まさき記)

 

日本共産党水戸市議団ニュース
水戸市議会報告 2015年7月No.614
発 行:日本共産党水戸市議団
連絡先:水戸市中央1-4-1
水戸市議会臨時議会棟内
TEL(306)9793 FAX(306)9796
http://jcpmito.com/

週刊ニュース2015.7.12表(PDF)
週刊ニュース2015.7.12裏(PDF)